プラメモが泣ける

今クールのアニメ「プラスティック・メモリーズ」がとてもよかった「ので」

 

 アンドロイドが実用化された近未来。大学受験に失敗した水柿ツカサは親のコネでアンドロイド「ギフティア」を製造・管理する世界的大企業「SAI社」に就職する。ツカサが配属されたのは「ターミナルサービス課」という、耐用年数期限の9年を迎える寸前のギフティアを回収する部署。そして彼には感情をめったに出さないクールなお茶汲み用ギフティア・アイラがパートナーとして組まれた。ふたりは仕事を通してお互いを思いやるようになるが、実はアイラ自身の耐用期限が目の前に迫っていたのだった。 Wikipediaより

 

 ドラえもんとか、近未来な話ってワクワクするし、現実的かどうかはさておきハイテク機器が魅力的で好きなんだけど、これ案外現実になりそうだし、まぁできるかもしれない程度の構想でしかないけど、設定は大好き。

死体処理じゃないけど、破壊や死が主題に組み込まれているので、重いテーマで見るのに気疲れしてしまう、お涙ちょうだいなのかもしれないと思っていたのだけど、そこら辺の線引きはかなり絶妙だった。

後半ラブコメ展開がちょっと多いように感じるけれど、それは有ればあるほど最終回が泣けるのでよしとしました。

1話単体で泣けるというより、13話の流れが主人公と視聴者に感情移入させていて、ヒロインのギフティア「アイラ」の変化がそれを加速させる。

終わり方が沢山選べた構想のストーリーだけど、回収させるという終わり方を選んだのは嫌いじゃない。

エピローグがエンドロール終わりにあるのだけど、最後に出会うツカサの新パートナーがわからない風に描写されているのも好き。視聴者に想像させる。リストアされたアイラなのか他のギフティアなのか?それは思いをはせるところになるけど、悪くない。

自分は新しいパートナーもアイラであってほしい。そしてツカサの「はじめまして」といわんばかりの所作はあくまでもアイラではない、別の個体として扱うツカサの優しさだと思いたい。同じカラダを中身を変えて使いまわすことができるっていう最高にヘビイな設定が活きてくる。いろいろな伏線を微妙に回収しきれていないのだけど、それはアイラに焦点を向ける構造上しょうがないとは思う。

OPも最後のアイラの表情が話の内容とリンクしているので、OPも飛ばさず最後まで見てほしい。久しぶりに泣いた作品でしたので紹介した次第。

絶対泣いてしまうと思うので。(おしまい)