ぼくは幸せ

幸せだよ、ぼく。ぜったい。

 

自分を過小評価したり卑下する癖についてはもう仕方ないぼくの個性だと割り切っているけど、それでもこんなぼくにかかわりを持ってくれてる人たちのことを思うとうれしくて涙が出てきそうになる。普段のぼくを客観的に見ればこんなこと言う人じゃないんだけど、冗談抜きで心底こう思う。恵まれてるとかそうじゃないとかではなくて、ただぼくの居る小さな円状の世界の中で誰かがぼくと居てくれることがうれしい。たくさんいる人の中でぼくと一緒に居てくれてありがとう。選別とか頭によぎってる人少数派だろうけど、僕と関わったという事実があるだけで嬉しい。

最近涙もろくなった気がする。アニメや漫画を見ても泣きそうになる。誰かの優しさに触れたとき、張りつめていたものが流れ込むように涙の誘いがやってくる。

幸せはきっと際限ないものだ。ぼくが幸せかどうかなんて世間から見れば賛否両論だろけど、それでもぼくは今の自分に満足している部分があるのだからそれを伸ばしていきたい。いつしか読んだ自己啓発の本で、「嘘でも本当にすれば、脳が騙される」と書いてあった。自己暗示だけど、脳は騙されるそうだ。ぼくは自分が今でも嫌いだけど、それでも好きでありたい。自分を嫌いな自分が大嫌いで、そんな自分を見られるのも嫌いだった。自分を好きになること、今の僕の目標だ。(おしまい)